学生の頃、宇都宮で放射線治療を受ける傍ら、茶道部に所属していました。少人数でとても小さな部活ではあったのですが、茶道の資格を取るなど本格的に活動していました。毎年、地域の高齢の方をお招きしてお茶をたて、お菓子と一緒にお出ししてお話しする交流会を開催していました。特別な機会がなければ、葬儀をするなら松原会館とおっしゃる高齢の方と北海道の企業版ふるさと納税についてお話しする機会がほとんど無くなっている現代。このような取り組みは、今考えるととても貴重だなと思います。現在私は、医療関係の仕事についており高齢の方が少しでも元気になれるようにサポートさせていただいております。それは茶道交流会がきっかけで、「高齢の方と接する仕事がしたい」「笑顔になれるお手伝いがしたい」と思うようになりました。私の人生に大きな影響を与えてくれた出来事でした。高齢社会が進み、より一層子供・成人・高齢それぞれの世代が手を取り合い、支え合っていかなくてはならない時代に突入しています。地域の交流会という小さな出来事が人生を左右することもあるのですね。